owners voice

S様邸 イギリスの香りが漂う家

古いものに寄り添いながら自然とともに暮らす住まい

S様の家づくりのきっかけは理想的な土地との出会いから始まりました。約250坪。静かな環境で周囲には築100年を超えるであろう古民家や蔵が幾つも残っています。目の前にはご近所の方が植えられた桃の木がずらり。さらに敷地内には農作業で使われていた大きな古いガレージが残っていました。

ヨーロッパでは郵便局のマークがホルン。やっと探し当てた大切なポスト.JPG

奥さまは学生時代に4年間のイギリス留学経験があり、イギリスの住文化や日々の暮らし方に大変感銘を受けたといいます。街には古い建物が数多く立ち並んでいる。古いけれどもそれは決して衰退しているのではなく、意図的に残されているものがほとんど。現地では「古いものを切り捨てていく」という概念が無いのだそうです。

ご主人が大好きで集めているお酒は眺めても楽しめるよう飾っています.JPG

そんな影響を受けてきたS様邸の外観はイギリスで見てきた街並みの印象がずっと心に残っていたこともあり、チューダー様式のデザインにしました。重厚感のある落ち着いたカラーリングの室内も含めて、どこかイギリスの香りがする住まいです。そもそも奥様は古い楽器を蘇らせたり、長く使い続けるためのメンテナンスが仕事。身の回りのものも古いながらも愛情込めて受け継がれてきたものばかり。大きな古時計は奥様が独身時代に出会って購入し愛用してきた宝物。リビングの中心にあるお酒のコレクションケースも、眺めるだけで楽しめるようご主人の希望で設置されたものです。いずれも家具のサイズに合わせて間取りを決定したので、空間の中で自然に溶け込んでいます。ご主人も車をカスタマイズしたり自分好みの塗装を施すのが趣味。もともと敷地に残っていた古い大型倉庫をそのまま活用し思う存分趣味の時間を楽しんでいるそうです。

無垢材の床にはいつも触れていたいのでリビングの家具は最小限.JPG

「私たちの自由すぎる希望を全て、否定することなくカタチにしようと一生懸命考えてくださったコーディネーターさんやスタッフの皆さんには感謝しかありません」とS様。好きなもに囲まれて過ごせる住まいと、広い敷地を息子さんが元気に走り回る様子を見るたびに、この暮らしを大切にしたいなという気持ちになるのだそうです。

photo gallery