理想の住まいに育てていく暮らし

ジェイウッドのモデルハウスに一目惚れしたというM様ご夫妻。特に奥さまは、学生時代に盛岡の「花水木カフェ」を訪れた時からジェイウッドの家のファンだったそう。「『赤毛のアン』など世界名作劇場に登場するような家に憧れていた」と語る奥さまと、無垢材の素朴な風合いを好むご主人が選んだのはフレンチスタイルです。青空に映える白い外壁と大屋根が特徴のモデルハウスを参考に、お二人のライフスタイルを反映した理想の住まいとなりました。家の前に広がる庭には、レンガを重ねた手作りの花壇や、宿根草、若い庭木が絶妙なバランスでアプローチに沿って配置されています。休日はガーデニングを楽しむことが多いというご夫妻は「できるだけ自然な状態で、草木がのびのびと生い茂るように育てたいんです」と、ナチュラルガーデンを目指しています。

モデルハウスを参考にしつつお二人のこだわりが随所に散りばめられている住まい。室内に入るとまず目を引くのが「開放感がほしくて最初の計画より拡大してもらった」という、ダイニングからリビングまでの大きな吹き抜け空間です。天窓から部屋全体に自然光が行き渡る、明るく心地良い空間が広がっています。リビングからカウンター越しに目に入るキッチンの背面には羽目板を使用。ご主人が気に入ったという無垢材の床や天井の梁などと一体感が生まれ、より一層ナチュラルな雰囲気を醸し出しています。「羽目板の部分に四角い窓を二つ設けて、IH前の壁にも同じ形の造作窓をあしらいましたが、とても可愛くて気に入っています」と奥さま。リビングから眺めた時に、バランス良く配された三つの四角い窓と吊り戸棚、造作窓の上に掛けられた角形時計が空間のアクセントになっています。

リビングとつながる小上がりの畳コーナーはご主人の希望で設置。「ストレッチをしたり寝転んだり、ちょっとリラックスしたい時に便利なスペースです。また、スクリーンを下ろせばホームシアターになりますよ」。クロスや造作窓などで変化を持たせ、畳でありながらも全体のインテリアと調和しています。インテリアの世界観を形づくっているのは、お二人の思い出の品や少しずつ揃えた小さなアイテムたち。SNSや実店舗をチェックしセレクトしてきた小物やドライフラワーは、自分たちの暮らしに馴染むものばかりです。将来に思いを巡らせながら選んだり増やしたり、育てている途中の住まいには、温もりとセンスがあふれています。