ジェイウッド 2025 RECRUIT

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Episode

ジェイウッドで京都町家をつくる!?

- 長く愛され続ける家を作りたい -

営業部 北東北エリアマネージャー 高橋 浩

Speaker営業管理部 津志田店店長 高橋浩

ジェイウッド初、
"和"の世界観への挑戦。

S様との出会いは宮古の完成見学会会場。三陸縦貫道移転計画に伴い、早急に新居を立て直さなければいけないというS様の次に出てきた言葉を聞いた時は耳を疑いました。

「一生に一度、京都の町家に住んでみたい!町家を建ててもらえませんか?」

ジェイウッドが洋風のナチュラルハウスを作っているという事は百も承知で、家づくりに対する姿勢や考え方、デザインセンスを信じて長年の夢を打ちあけ、その夢を叶えて欲しいのだというS様。その期待に何とか応えたい!そんな想いからスタッフ総出の京都町家づくりがスタートしました。

町家の本を読みあさり、過去の経験と知識をフル活用してプランを作り上げご提案をしてみたものの、心のどこかに引っかかる何か...。
その答えが何なのかしばらく考え続けた結果、社長に直談判し京都へ本物の町家を見に行くことにしました。「"町家風"が作りたいんじゃない!"本物の町家"を作りたいのだから実際に見て肌で感じなければ」と。

1泊2日の強行スケジュールで京都へ出発。調べあげた10軒ほどの町家を見て、地元の人たちの話も聞かせてもらいました。帰社後は撮影してきた写真を見ながらスタッフみんなで町家についてディスカッション。盛岡の古い町並みに並ぶ家を参考にさせてもらったり、取り寄せた資材サンプルを見ながら全員で再度プランを練り直しました。

自主的に作り上げた2度目のプランを初めてS様に見ていただいた時、じっくりとそのプランを見終わったS様が何も言わずに手を差し延べ握手を求めてくださった時は本当に感動しました。

長く愛される家の根底にあるもの

着工後も試行錯誤の連続。納得のいく色と質感が出るまで繰り返される塗り作業。「虫小窓」と「千本格子」から漏れる光を美しいものにするため投光機を使って何度も調整したり、関わったスタッフ全員が「町家の完成」にむけて一つになっていました。

4ヶ月の工事期間を経て完成したS様邸は従来のジェイウッドらしい家ではなかったかもしれません。けれど長く愛され続ける家の根底にあるのは欧米も日本も一緒。そこに通じるものをお客様の感性に合ったデザインで表現するのが私たちの仕事であり、やりがいなのだと思います。

完成からしばらくして、S様からご連絡をいただき「家の南側に桜並木を作りたいんです。インナーテラスで朝食をとりながら桜並木を眺めたい。お手伝いしてもらえますか?」と。S様と私たちとのお付き合いはまだまだこれからも続いていきます。