Column Vol.05コロナ禍で変わる
住まいのカタチ
この一年、新型コロナウィルスの拡大で私たちの暮らしは大きく変わりました。
「新しい生活様式=ニューノーマル」の意識が定着し、毎日の生活の中で工夫を強いられることも多くなったのではないでしょうか?外出の自粛やテレワークの導入などにより在宅時間も大幅に増えています。
今回は、様変わりしたライフスタイルに対応する家づくり(空間づくり)のポイントをまとめてみました。
家庭内ワークスペースの確保
テレワークを導入する企業が増えたことで、自宅で仕事をする環境を整えなければいけない方が増えたと
思います。PC操作、リモート会議などオフィスでは何の違和感もないことが自宅だと障害が多く
仕事が進まなくなる事態も!ジェイウッドがおすすめする快適なワークスペースを確保するための
3つのポイントをご紹介します。
出来るだけ
「個室空間」を確保!
ダイニングテーブルや、多目的カウンターでも仕事は出来ますが、いざとなるとテレビの音や家族の会話、お子さんの様子などが気になったり、集中を欠く条件が自宅には多く存在しています。これまでは一時的な仕事場として、デッドスペースを活用したカウンターの需要が多かったのですが、テレワークが本格的に導入され、仕事部屋として専用の「個室」を作りたいというニーズが増えています。「個室」を作ることで、静かな環境で落ち着いて仕事に集中することができ、仕事とプライベートの切り替えがうまくできるメリットもあります。
光に気をつかおう
本来であれば、自宅ではゆったりとした気持ちで過ごしたいので照明も暖かみのある電球色を採用したくなりますがワークスペースは別です。資料やPCが見やすいよう、明るめの照明がおすすめです。手元に近い場所にスイッチを設けておけば、オンオフで毎回立ち上がる必要も無くなります。
収納or本棚があると
より便利!
どんなにペーパーレスが進んでもやはり資料や書籍、事務用品は自然発生します。収納が無いとせっかく整えたワークスペースも雑然としてモチベーションが上がりません。小さくてもいいので収納または本棚を設置して、必要なものをわかりやすく片づけられるようにするのがベストです。後から家具を設置できるスペースだけの確保でもOK。仕事の資料が少なくて済んだ場合は趣味のものを飾って快適な「籠り空間」にアレンジしましょう!
ワークスペースの
施工事例あれこれ
コロナ禍の家づくりで変化したのはワークスペースだけではありません。
さまざまな側面から「おうち時間の充実」のための工夫を考えてみましょう。
『 家で過ごす=家事も増える 』
家族がずっと家で過ごすようになると、料理の回数が増え、掃除の機会も増え、
家族が同時に家事を行うケースも増えます。そんな時、気になってくるのが家事動線です。
ほんの数メートルの移動や階段の上り下りは普段なら気にならなくても、これからのライフスタイルでは
ストレスに大きな影響を与えるかもしれません。
これから住まいづくりを始めるなら、ほんの少しの工夫で快適性を高められるかも!?
洗面所の近くに家事コーナーと
生活用品の収納場所を
洗濯→取り込む→アイロン→畳んで収納。
この流れがワンストップで出来るコンパクトな動線が人気です。
下着や靴下は洗面所そばに収納するのもいいでしょう。
室内洗濯物干し場は
洗濯機と同じ階に
共働きで家に誰もいない時間があったり、花粉の付着や天候に左右されずに洗濯物を干せたりすることから、日ごろから室内干しのご家庭も多くなっています。室内干しは、干すまでの移動距離を短くすることで、家事の時短に。洗濯機がある階に干す場所を設けるとスムーズです。
あまり利用頻度が高くない部屋は洗濯物干し場にしてしまってもいいかもしれません。
玄関周りをすっきりさせる
オンラインショッピングの推奨で、玄関先で荷物を受け取るケースが増えた方も多いのではないでしょうか。荷物の中身によっては少しの間ストックしておける広めのクロークが玄関脇にあると便利です。
大型シューズクロークのリクエストがこの1年間で増加しています!
その他
おすすめ施工事例
生活改善を迫られたこの一年は、ある意味、改めて住まいの在り方や本当に大切な時間を考えることが出来たのかもしれません。さまざまな制限も工夫次第では快適で幸せな時間に変えることができます。自分自身と家族にとってのニューノーマルをこの機会にぜひ考えてみませんか?
取材協力:株式会社ジェイウッド仙台泉店店長 高橋英昭