Column Vol.01神秘的で愛らしい
『多肉植物』の世界
近年、大人気!
インテリア性バツグン
丈夫で育てやすい多肉植物
ぷにぷにとした多肉質な葉と、独特のフォルムで人気の「多肉植物」。南アフリカや南米が原産地で砂漠や海岸など極度の乾燥地帯で生育、肉厚の葉や茎などに水を貯めて過酷な環境を生き抜きます。
種類が豊富で品種は15,000種あるともいわれています。ぷにぷにした可愛らしい形のもの、トゲトゲでクールな印象のもの、まるで石のように見えるマニアックなものなど見た目がとても多彩です。種類ごとに成長期も異なり、適した管理方法も変わりますが、総じて乾燥に強く、頻繁に水やりをしなくても生き生きと成長してくれるので、育てやすいのが特徴です。インテリア性も抜群で最近では寄せ植えを楽しむファンが急増中です。
空気が冷たくなる季節は多肉植物もどんどん水分を蓄えていくので瑞々しさが増します。むしろ水のやり過ぎには注意が必要!種類によっては紅葉したり花が咲いたりするものもあるので、表情の変化を楽しむこともできます。
鉢植えなどで人気のサボテンも「多肉植物」の一種です。多彩な種類の中から自分好みの形を見つけて、ぜひインテリアに取り入れてみませんか?
冬の管理の注意点
冬場は多くの多肉植物は休眠期。お水の回数は少なめにします。月に1,2回、暖かい日にお水を与える程度でOKです。(土が乾燥してから3~4日経ってからお水を与えるくらいで大丈夫です)
水を断つことで耐寒性を高めることもできます。
多肉選びのポイント
水分を蓄えるという特徴は、葉によく表れています。肉厚でぷりっとしている葉は水分をたくさん含んでいて元気な証拠です。
また、葉と葉の間がしっかり詰まっているのも元気の印。そういった特徴のものを選びましょう。生命力が強いため、取れ落ちてしまった葉を土の上に置いておくだけで芽が出てきます。葉が取れても捨てずに土に返してあげてください。
Handmade
Wreath個性的な多肉植物でつくる
オリジナルリース
- 必要な材料
- 1チキンネット(亀甲金網)20㎝×45㎝程度
- 2水苔(乾燥タイプ)10リットル程度(30分間水に浸けてもどします)
- 3多肉植物用の土 300g程度※上記は全て一般のホームセンターで購入できます。
- 4お好みの多肉植物 2号サイズであれば7,8個※サイズによって必要個数は変わります。多い方がアレンジしやすいです。
- 5ハサミ、スプーン、ワイヤー(針金)適宜
Process01
多肉植物の下処理
買ってきた多肉植物は1週間程度水やりをやめて根本を乾燥させます。
鉢から取り出し、土を全て取り除き、2㎝程度を残して根を切ります。
- ポイント!
- 切り口もしっかり乾かすこと。水分があると雑菌がついてしまうことがあります。あまり根が短いものは不向きなのでご注意ください。
Process02
土台づくり
チキンネットの上に水でもどした水苔を敷き、両端を1㎝くらいあけて多肉植物用の土を敷き詰めます。
海苔巻きを作る要領で丸めて、ワイヤーで数か所をくくり棒状にします。最後に力を入れて丸め繋ぎ目をワイヤーで固定。ドーナツ状に仕上げます。
- ポイント!
- 土が少ないと多肉植物が挿しにくくなります。多すぎると巻きにくくなるので土の量に要注意です。
隙間を作らないよう密度にご注意ください。隙間があると多肉植物が取れてしまいます。
出来る限り太さは均一が理想です。
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
Process03
多肉植物を飾る
ドーナツ状の土台を湿った状態に保ちながら(乾燥している場合は少し水を含ませる)多肉植物を挿したい場所にピンセットやドライバーなどで穴をあけます。茎が土の部分まで到達するよう注意しながら多肉植物を挿していきます。
- ポイント!
- 少し上向きに挿すと見た目が美しくなります。大き目の多肉植物は重みで落ちてしまうこともあるので、輪の少し内側に挿すようにしましょう。
茎が短くて挿しにくい時は下の方の葉を少し取って茎の長さを出してみてください。
多肉植物は生花店等で平均1個300~400円で販売しています。予算に合わせて個数を調整してください。隙間にはリボンやマスコットなどの小物を挿してアレンジしてもいいかもしれません。
乾燥したらリースを水につけて湿らせてください。丈夫な多肉植物は1年を通して楽しむことが出来ます♪
- 撮影協力:HANAMIZUKI green
- https://8732green.jp