大谷観音
2017.02.02
こんにちは。ジェイウッド宇都宮店の岡本です。
宇都宮は日々の寒暖差が激しいですね。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
先日、大谷資料館に関するご報告をさせて頂きましたが、
今回ご紹介させて頂く場所は、
前回の大谷散策の際に、採掘所探検に時間を掛けすぎてしまい見る事の出来なかった「大谷観音(大谷寺)」です。
大谷石で作られた石段を上がり(写真を撮り忘れてしまいました)
正門をくぐると、、、
大谷石で構成されている御止山(おとめやま)に包まれるようにして作られたお堂が出迎えてくれました。
大谷寺は日本屈指の洞窟寺院であり、大谷石の岩壁に彫られた千手観音を守るように作られたため、
このような造りになっているそうです。
観音様は撮影禁止の為、カメラに収める事が出来ませんでしたが、
岩壁に彫られた約4.5メートルもの大きさの観音様でした。
何百年もの間、変わらぬ姿でこの地を見守ってくださっている観音様を眺めていると、大谷石の不思議な魅力に引き込まれそうな思いを感じました。
大谷寺の門です。
美しい朱色が目を引きますが、、
なんと!瓦が大谷石で出来ています!!
こちらは、先日の資料館に展示されていた大谷石の瓦です。
昔は、瓦も大谷石で作られていたのですね。
最後に、、、
平和観音も見学して来ました。
世界の平和を祈り、大谷石の石切り場跡地に手彫りで掘られた観音様だそうです。
全長が88尺8寸8分であり、末広がりで平和の象徴だそうです。
計2日間かけて大谷石をめぐる探索をして来ましたが、
この地に住まう人々が、地域の名産品である大谷石を大切にしながら共生してきた歴史を感じることが出来ました。
大谷石は大切な住居を構成する建材という括りだけではなく、生活に密着した大切なパートナーなのだと感じました。
ひとつの歴史を辿ることにより、様々な物事を知ることが出来ました。
これからも色々な場所に赴き、新たな感動を見つけ出したいと思います!!