金継ぎ  漆工房

2016.07.28

こんにちは 津志田店 似内です。

昨日 漆工房比呂志さんへお邪魔しました。

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店内は和を中心とした器等が並べられています。

その中でも最近ガラスものに目がない私は、

京都の職人さんが作ったというグラスに心奪われました。

お花を挿しても デザートを入れても 勿論飲み物を

入れても涼しげで素敵です。

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少しゆがんで、曲がった形 でも実はとっても安定感があります。

比呂志さんで販売しているガラスは京都の職人さんと北海道の職人さんが作るガラスの

2種類あるそうで 京都のものは純度が高く 透き通った色をし

北海道の職人さんのものは ほんのり飴色がかった色をしているとの事でした。

どちらも素敵でしたが、私は今回純度の高い 京都のグラスを選びました。

買い物を楽しんでいると 店主の方が「アイスコーヒーでものんでいかれますか?」と。

小さなお盆の上に これまた京都の職人さんが作られたというグラスにアイスコーヒーが注がれ

和菓子付きで上品にもてなして頂きました。

コーヒーを飲み干した後のグラスの縁をよく見ると ...

...... !

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なんだこのさりげない金の模様は ... 

聞くとこれは金継ぎと呼ばれる修繕方法らしく、

初めて知ったのと同時に、衝撃を受けました。

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※ 金継ぎ とは

 割れたり欠けたりした陶磁器を漆で接合し、金や銀を塗る

 日本独自の修理方法 修復後の継ぎ目を景色と称し 破損前とはまた違う趣を楽しむ

ガラスは割ったらおしまい ではないのです。

ガラスでも金継ぎをし、ずっと使い続けることが出来るという事と

昔から一つのものを工夫しながら 上品に 大切に使い続ける

日本人としての美意識に深く感動しました。

良いものを大切に長く使ってほしいという比呂志さん。

海外のアンティーク品もそうですが、物を大切に使い続ける

という点は全世界共通なようです。

お気に入りの食器を割ってしまった ...

欠けてしまった ...

という方も一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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