手仕事の魅力
2016.11.14
こんにちは、津志田店大村です。
先日ついに、
念願のほうき作りを学んできました。
1年前の予約から、やっと迎えたこの日。
9時から16時までの6時間、
ひとつの作業だけに没頭できる時間は、
とても貴重なものでした。
細やかな作業工程や、材料の希少性など、
お伝えしたいことは、山ほどありますが。
何より、
手仕事から生まれる道具の魅力に、取り憑かれました。
ひと工程でも間違えると、全て最初からやり直し。
その潔ぎよさと、妥協の無さが、また心地よく。
丁寧で、美しく、強く、優しい。
人から人へ、
語り継がれるその様子も、その通りだなと。
師匠の手から生まれるほうきとは、
比べものにならないくらいの出来ですが、
自分のこだわりも、ちゃっかり入れて、
世界でひとつだけのほうきが生まれました。
もう感動ですね。
手入れをしながら、大切に使い続けます。
人生の大先輩とも言える方々に混じって、(皆様、70代前後!)
作業の合間には、
これまでの人生のこと、孫の話、
健康について...などなど、
話は尽きることなく。(皆さん、ほんとに元気!!)
最後は、みんなで記念写真。
昔からの知り合いの様な温度で、
またねと、お別れをしました。
製作の途中、
「技ってのはね、見て、盗むもんだよ。」
と、呟いた師匠の言葉。
竹細工、あけびかごに、藍染め。
盗みたい技が、
まだまだたくさんあります。