会津もめん

2017.10.02

こんにちは!

郡山店の榎本です。

早いものでもう10月になりました。

夜に窓を開けると虫の声が聞こえてきます。

りんりんりん・・・ころころころ・・・

音楽を付けなくても窓を開けているだけで心地良い季節です。

さて、先日わたしが向かったのは福島県会津若松市。

学生時代を会津若松で過ごしたこともあり、会津の精神や文化、そして工芸品が大好きです。

会津の伝統工芸品の一つ、会津木綿。

会津木綿はなんと今から約400年前に誕生!

会津藩主、蒲生氏が産業復興のために綿花栽培を始め、木綿を織ったことが始まりだそうです。

現在会津若松には織元が2社あります。

今回私は創業100年を超える老舗の織元『山田木綿織元』さんへお邪魔しました。

蔵や大正ロマンを感じる建物がたくさんの残る七日町、

そこにあるノスタルジックな佇まい、、、こちらが山田木綿織元さんです。

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中に入ると店主の方がたくさん生地を見せてくださいました。

藍色、土色、朱色、、、素朴な美しさがたまらないです。

生地を眺めていると、奥から ガシャンガシャン と音が聞こえる・・・。

店主『これは木綿を織っている音ですよ』

店主の方にお願いすると、快く工場見学させてくださいました。

織場に近づく度に大きくなる ガシャンガシャンという織機の音。

中を覗くと、、、

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織機のダイナミックな音と動きに圧倒!

昭和初期から受け継がれてきた豊田自動車織機とのこと。

織機の他にも糸を整えたり、ボビンに巻きつける機械も。

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会津は盆地なので、夏はじめじめ暑く、冬は凍える寒さ。

厚手で丈夫な木綿は、吸水性と通気性、保温性が高いため、

昔から普段着として会津の人に愛されてきました。

最初はごわごわした触り心地ですが、使う程に柔らかく肌になじむ質感に。

見た目は素朴ですが、温かみがある生地は触っていると、心がほっこりします。

会津の良さを改めて感じた一日でした。

今度は会津のカフェをめぐりたいです。

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