みやぎの明治村
2016.06.30
先日、登米市にある『みやぎの明治村』に行ってまいりました。さすが『明治ロマンが漂うまち』と言われているだけあり、至るところに趣きのある建物が点在し、現在もそのままお店として利用されています。なんか少年時代に戻ったようななつかしさを感じる町です。その中で今回は明治22年に建てられた「洋風事務所建築」の旧登米警察署を紹介いたします。
木造二階建で、外壁は下見板張りのペンキ塗り仕上げ、屋根は瓦葺きです。玄関の二本の柱には、たて溝が彫られ、至るところに彫刻がされています。また当時、二階のバルコニーからは登米の町並みや船着き場が一望できたとの事です。この建物が警察署ですから、地域の皆さんにとっても自慢の警察署だったことでしょう。
中に入るといきなりパトカーと白バイが展示してあり、これも時代を感じさせるなつかしい型式で、子供の頃に憧れていたそのものでした。また、本物の木の床の感じや木の扉も当時を思い出させてくれる雰囲気がそのまま残っていて、40年前にタイムスリップした様でした。
地域全体がこのような素晴らしい町並みや施設を後世に残そうとしている登米市に感銘を受けました。まだまだ、一日ではまわれなかった所もありますので、後日歩いて町を探索しようと思います。