年末年始の過ごし方

2017.01.09

こんにちは。秋田店の髙橋です。

皆様、お正月はどのようにお過ごしになったでしょうか?

私のお正月は、家でゆっくり過ごすお正月となりました。

年末は、以前より祖母に頼まれていた干支の土鈴を買いに横手市の中山人形店というお店にお邪魔してきました。

中山人形店は横手市で140年以上続く老舗の人形店です。横手駅裏にあるその人形店の玄関を開けると、一人の職人さんが次から次へと酉の土鈴に絵付けの作業をしている最中でした。作業机の周りには見た目のおなじ酉の土鈴が沢山並べられており、別の部屋に目を向けてみると、そこにもこれまたおなじ形の絵付け前の酉の土鈴が沢山並べられており、各々自分の順番待ちをしておりました。たった一人の職人さんが無数の酉の土鈴を手掛けているその光景に、年末年始に向けてラストスパートを切る師走の人形店の忙しさが伝わってきました。

今年はどのくらい作ったのですか?と尋ねると「1600!」と職人さんが答えてくれました。

箱入りのを一ついただき、酉年生まれの祖母にプレゼントしました。

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鮮やかできれいな発色の中山人形。

高校生の頃、横手駅の売店に並べられていて、その発色の良さと表情のかわいらしさに見惚れたことを思い出しました。

年始にかけてはおせち作りをして過ごしました。昔から家で作るおせちは黒豆やきんとんなどの定番が単品で食卓に並べられる「田舎おせち」で、チラシで見るきれいなおせちに憧れては、高校生の頃から図書館で本を借りてきては見よう見まねで重箱入りのおせちを作るようになりました。重箱もずっと眠らせておくのももったいないし、お正月くらいは本来の役割を存分に発揮してもらわないとと思いながら...。作ると決めたものの、結局億劫で毎年やっと大晦日に重い腰を上げ、一気に仕上げては疲れ果てる年の瀬を過ごしているような気がします。ですが、毎年毎年違う、その年のおせちのデザインを想像しながら作り上げていく工程はおもしろいものです。

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今年も新しい一年がスタートいたしました。昨年までお世話になったお客様にも、今年初めてお世話になるお客さまにも2017年が良い年となりますようお祈りいたします。

今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

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